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水戸の多文化学園で「傾聴cafe」 不安や悩み共有

過去に開催された「傾聴cafe」の様子

過去に開催された「傾聴cafe」の様子

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 イベント「傾聴cafe-気持ち、みんなで話せる場を-」が11月14日、水戸の多文化学園(水戸市栄町1)で開催される。

笑顔を見せる参加者

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 主催で、産業カウンセラーの菅野貴之さんが、身近な家族や友人、職場などの不安や悩みを参加者同士で話し、気持ちを共有する場として企画した。

 菅野さんは2006年に「産業カウンセラー」の資格を取得。知人同士を紹介する場を設けたことがきっかけで「自分は誰かのサポートをすることが向いているのかもしれない」と感じ、カウンセリングに興味を持ったという。カウンセリングの勉強をする中で「カウンセリングの基本スキルと言われる「傾聴」を多くの人が学ぶことで、お互いのコミュニケーションが良好になり、より住みやすい世の中になると感じた」と菅野さん。会社員として働く傍ら、2017年6月から月に3、4回ほどイベントを開催。水戸市を中心に茨城県内の約10カ所で行い、これまでに200人以上が参加している。

 当日は、プラス思考への意識向上と、日頃感じるストレスの低減に向けたプログラムを展開。アイスブレーキングから始まり、2人一組での、ロールプレーイング(役割分担)による傾聴体験、休憩を兼ねたフリートークなどを行う。多文化学園での開催は初めてで、中国の家庭料理を提供するほか、同施設オーナー高井英花さんのミニ中国武術体験も予定する。

 「傾聴cafeの魅力は、プラス思考になれること、新しい人脈をつくれること、情報交換と共有ができること。何より、イベント終了後も交流を続けることができること」と話す。今後について「地域全体が、お互いの人間性を尊重しつつコミュニケーションを継続することで、心身共に豊かな生活を送ることのできる『共感的コミュニケーション社会』を構築していきたい」と意欲を見せる。

 開催時間は18時30分~20時30分。参加費は2,500円。申し込みは電話やメール、ホームページで受け付ける。

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