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友部駅で若手駅員が地域情報発信 隠れた魅力を発掘

展示の前で笑顔を見せる渡辺治幸駅長(左)と倉持侑河さん(右)

展示の前で笑顔を見せる渡辺治幸駅長(左)と倉持侑河さん(右)

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 JR友部駅(笠間市)改札内のコンコースで、笠間の魅力を発信する「かさまを盛り上げ隊」の展示が行われている。

 JR友部駅の若手社員8人が中心となり結成した「かさまを盛り上げ隊」は、JR東日本グループの行動指針の一つである「地域密着」における駅を起点とした友部駅独自の取り組み。

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 友部駅に勤務するほかの社員のアドバイスや意見も取り入れながら、アポイントメントから取材、掲出の承諾、制作、掲示までを行っている。取り扱うのは、笠間市内の隠れた魅力。社員が実際に市内を「歩き、見て、触れて、感じて」作り上げることにこだわり、8月に第1弾として「鳳台院(笠間市箱田)のだるま大仏」、第2弾に日動美術館近くにある「大石内蔵助像」を取り上げた。

 渡辺治幸駅長は「駅の利用者を中心に、足を止める人も多く、隣接する観光案内の媒体に興味を持つ駅利用客も増えた」と話す。駅構内には季節の企画に合わせた手作りの「顔ハメパネル」なども設置。子連れを中心に、駅を通過するだけでなく楽しむ姿も見られるという。

 渡辺駅長は「笠間市内の出身者が少ないからこそ、見つけられる魅力があるのかもしれない」と話す。「重要なのは、人が動くこと。小さいことだとは思うが、少しでも駅の利用者などの目に留まって足を運んでもらえたら笠間のまちが元気になるきっかけになる」とも。

 盛り上げ隊メンバーの倉持侑河さんは「友部駅に配属された当時は笠間のことを何も知らなかった。実際に歩いてみると、知られていなくてもったいないと感じるものも多い。日ごろの生活でも、いつもと違うルートを通ることで、お店が気になるようにもなった」と変化を振り返る。「今後も、まだあまり取り上げられていないような場所を発掘して流動が多い駅で発信していきたい。まちの人や駅を利用する人、全国へと魅力が広がれば」と意欲を見せる。

 第3弾の発行は年始ごろを予定する。

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