水戸観光コンベンション協会が12月1日、「水戸城下町マップ(幕末版)」をリニューアルした。
小中学校で郷土歴史を学ぶ教材としての活用をはじめ、地域の文化・観光振興を目的に2009年に茨城大学が発行した同マップ。その後、地元の商工会議所等が改訂版を作成し無料配布していた。
リニューアルに向け、昨年から同マップ著者で茨城大学教育学部教授の小野寺淳さんをはじめ、茨城県立歴史館史料学芸部長の永井博さん、弘道館事務所主任研究員の小圷のり子さん監修のもと改訂作業に当たっていた。リニューアルを機に常時手に取ってもらえるよう100円で販売することにした。
リニューアルでは表紙デザインを一新したほか、水戸城三階櫓(やぐら)、本丸各櫓、大手橋、大手門の旧画像、「好文亭四季模様之図」「弘道館全図」を新たに追加掲載した。
同協会スタッフの市村美加さんは「江戸時代の水戸城下絵図と現代の水戸市内の地図を重ね合わせた地図は歴史探訪にも最適。歴史好きの方はもちろん、梅まつりをきっかけに足を運んでくださる観光客にも、今の地図と好文亭や弘道館全図を照らし合わせながら楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
同協会事務所、水戸観光案内所、北澤売店、見晴亭、茨城県立歴史館、茨城大学生活協同組合水戸書籍部で販売する。