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水戸でトークイベント「人が集まる本屋のはじめ方」

解説する西田さん

解説する西田さん

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 水戸のコワーキングスペース「ワグテイル」(水戸市南町)で4月18日、トークイベント「人が集まる本屋のはじめ方~本屋やろうぜin水戸~」が開かれた。

県内各地から16人が参加

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 主催は「ツルハシブックス」(新潟市)店主で現代美術家の西田卓司さんと筑波大学4年の川原涼太郎さん。

 西田さんは千葉県出身。新潟大学農学部で学び、同大学院自然科学研究科在学中に「畑は人が集まる拠点になる」と直感し「まきどき村」をスタート。毎週日曜に畑で作業した後に朝ご飯を作って食べる「人生最高の朝ごはん」を開始。複業で出版社の営業を務める中で、いつか書店を開こうと決意し、2011年にツルハシブックスを開店。2015年から2018年まで茨城大学社会連携センターでCOCコーディネーターとして勤務。現在は「かえるライブラリー」など、各地で本のある空間づくりやワークショップなどを行っている。

 今回の企画は、同施設の担当者と西田さんがイベントで出会い意気投合したことがきっかけ。川原さんも加わり「水戸にもツルハシブックスのような本屋があったら楽しいのではないか。行きたくなる本屋について話し合おう」と開催を決めた。

 当日は、西田さんの活動内容や「ツルハシブックス」の紹介、質疑応答が行われた。西田さんは「リアルな場では1冊の本を薦めるのではなく、1つのテーマについて複数冊の本を薦めることで本によるストーリーを作ることができる」といったアドバイスや具体例を交えながら、コミュニケーション・デザインの視点で書店づくりを解説した。

 ひたちなか市在住の柴崎真由さんは「自分が本好きなので、どんな人たちがどんな思いでいるのだろうと思って参加した。西田さんの『本を1つのツールとして広げていく』という話になるほどと思った。学生さんも多く、水戸にツルハシブックスのような本屋ができたらと想像するとワクワクするし、可能性を感じた。来て良かった」と笑顔を見せる。

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