笠間の井筒屋(笠間市笠間)で5月1日、「改元奉祝 笹島沙恵・鈴木掌・KOYUライブパフォーマンス」が行われた。
完成した作品と笹島さん(左)鈴木さん(中央)KOYUさん(右)
主催は、アーティストの鈴木掌(つかさ)さん、書道教室「ふたばの恵」主宰の笹島沙恵さん、エレクトリックベース奏者のKOYUさん。
鈴木さんが、同市にある「庭カフェKULA」店主の富田將人(まさと)さんからライブパフォーマンスの提案を受けたことがきっかけ。つながりのあった笹島さんとKOYUさんに呼び掛け、改元初日のパフォーマンスを企画した。
当日はKOYUさんのベース演奏に合わせ、鈴木さんがライブペインティングを展開。完成した抽象画の上から笹島さんが「令和」の文字を描いた。
鈴木さんは「抽象画には、平成から令和へと流れてきた時を未来や宇宙をイメージした色を使った。規則正しい幅の線などを入れることで『時』を表現した」と話す。「過去を思い起こし、未来へとつながっていくイメージもある」とも。
笹島さんは「事前に特に打ち合わせなどもなく、ぶっつけ本番で文字のイメージを決めた。これからの時代に向けて、固定概念を持たずに自分らしく。でも、他のことも受け入れられる『調和』の思いも込めた」とほほ笑む。
KOYUさんは、「演奏に逆再生の君が代を入れるなどギミックを施した。これからは個人個人が表現できる時代になると思っている。固定の場所を持たず、県内外、海外と自由に行ったり来たりするようになると面白い」と話す。