水戸商工会議所が7月15日、「水戸まちなか空き店舗見学ツアー」を開く。
同企画は、2018(平成30)年から始まり、2回目。空き店舗物件のオーナーと出店希望者のマッチングによる空き店舗解消で、商店街の連続性の創出を目指す。今回初の試みとして、「飲食業向け」「小売業・サービス業向け」の2コースを設定。水戸市銀杏坂・南町周辺を巡り、担当者が紹介する物件の活用方法の提案や商圏、商店会、空き店舗補助金、制度融資などの情報提供を行う。新規開業店舗で店主などから生の声も聞けるという。
商工会議所産業振興課の天下井博充(あまがいひろみつ)さんは「前回は、参加者の業種に幅を持たせてさまざまな用途の物件を紹介した。今回は業種別のコースを設けるほか、事前に賃料の予算をお伺いすることで、より希望に合った物件を多く紹介できるようにした」と話す。参加の条件は、水戸市中心部での開業希望者。
これまでの開催では「さまざまな物件をまとめて気軽に見学できる」と反響もあり、昨年12月のツアーをきっかけにアーバンビジネスホテル2階の物件と納豆ご飯専門店「令和納豆」が成約に結びついた例もあるという。
天下井さんは「水戸のまちなかには、魅力的な物件がたくさんある。ツアーに参加すると、空き店舗の情報だけでなく、出店するのに必要な情報も一度に得ることができるので、水戸のまちなかへ出店を検討されている方に参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は9時30分~12時。参加無料。参加申し込み締め切りは7月10日まで。