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水戸にゲストハウス「ラグナロック」 DIYで空き家リノベーション

施設前で笑顔を見せる関達彦さん(右)と、運営パートナーの加藤雅史さん(左)

施設前で笑顔を見せる関達彦さん(右)と、運営パートナーの加藤雅史さん(左)

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 空き家を利用したゲストハウス「ラグナロック」(水戸市中丸町)が5月11日、水戸市中丸町にオープンした。

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 運営するのは「みらい不動産」社長の関達彦さん。2018年に「DIY型賃貸借」を主軸に創業。DIY型賃貸借は、空き家の貸し手が手を入れず、借り手が好きなようにリフォームできる賃貸形式で、賃料が安いのが特徴。関さんは「他社との差別化として始めたDIY型賃貸借だが、空き家の持ち主からたくさんの相談が来るので空き家問題の深刻さを実感している。正直、賃貸は不動産売買よりも利益率が低いが、3軒に1軒が空き家になるという今後を見越して、社会問題を解決しながら不動産屋としての収益につなげていこうと思うようになった」と話す。

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 同施設は、常磐自動車道の水戸インターチェンジやJR赤塚駅そばの大塚池のほとりに位置する。部屋は8人収容のドミトリー形式の相部屋と和室6畳の個室。料金は1人3,800円で素泊まりのみ。食材持ち込みで、シェアキッチンでの調理が可能。茨城県が4月10日に民泊施設としての届け出を認めた。

 関さんは「当物件は、持ち主が遠方在住という典型的なケースの一つ。持ち主が不動産屋に相談すると売買や解体ばかり勧められ、思い入れのある家の使い道に困っていた」と物件との出合いを振り返る。物件の面白さに意欲をかきたてられ自ら物件を借り、仲間と一部床の張替えなど最低限のリフォームを行いオープンにこぎ着けた。

 「お金をかけなくても空き家は使える。たくさんの人にゲストハウスを利用してもらい、空き家の可能性を伝えられれば。この地域でシェアハウスやシェアオフィスを運営したい人が出てきたらうれしい」と話し、「この仕組みを全国でも増やしたいと思い、空き家物件のリノベーション案を提案するサイトを作り始めている」とも。

宿泊予約やレンタルスペースの申し込みは電話(みらい不動産、TEL 029-297-2773)で受け付けるほか、Airbnbでも申し込める。15時チェックイン、10時チェックアウト。共有スペースではテレビゲーム機も貸し出す。庭でのバーベキューも相談可能。レンタルスペースとしての貸し出しは1日2万5,000円。

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