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水戸に飲食店「ニュー テンポ」 新しく懐かしいおでんと空間提供

店主の飯田彩加さん(右)。日によってはパートナーの優希さん(左)も店を手伝うという

店主の飯田彩加さん(右)。日によってはパートナーの優希さん(左)も店を手伝うという

 飲食店「ニュー テンポ」が3月20日、水戸市石川にオープンした。

来店客と会話を楽しみながら接客する飯田さん。

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 季節野菜を生かしたおでんや台湾茶など、温かい軽食を中心に提供する同店。店主の飯田彩加さんは「お店を開くなら自分の好きな物でと考え、おでんにたどり着いた。開店までにいろいろなお店を食べ歩きして研究した」と話す。

 飯田さんは水戸市出身。日頃はハンドメード作家「イイダ アヤカ」として活動しており、着なくなった服や古布を使ったテディベア製作などを行う。飯田さんは「製作に必要な布が増え続けるので、置き場としてアトリエを探していたところ、知人の紹介でこの物件に出合った。広い空間の活用方法として飲食もやろうと思った」と振り返る。

 「目指すイメージは『立ち飲み屋のおでん』」と飯田さん。鰹節と昆布でとっただしに、季節野菜を大きくカットして煮込むのが特徴で、トマトや豚ロース、焼きおにぎりなど個性的な具材も楽しめる。オープン前からSNSで反響があったというクロワッサンのおでんについて、飯田さんは「イメージはオニオングラタンスープ。和風のだしとバターがよく合ってお薦め」と話す。ドリンクにもこだわっておでんに相性の良い「コウバシ茶」や自身が好む「台湾コーラ」、「おでんのだし割り」などを提供する。

 店舗は、1990(平成2)年に建てられた元美容室の建物を活用。カウンターや弧を描く壁を生かし、待合室のソファはそのまま残した。店内には飯田さんがセレクトしたレコードやカセットテープのBGMが流れ、書籍やアート作品も置く。飯田さんは「全部新しくするのは簡単だけど、新しいけど懐かしく、懐かしいけどどこか新しく感じる空間や雰囲気を作りたかった。地域の人になじみのあるお店の面影を残したくて、外観もそのままにした」と話す。

 オープンしてからの3日間で約50人が来店し、「家族連れの方に多く来てもらえた。『温かい野菜を食べて元気になれた』と言ってもらえてうれしかった」と振り返る。近所に住む女性客は「クロワッサンのおでんがすごくおいしかった。家の近くにオープンしてくれてうれしい」と話す。

 飯田さんは「お客さまtとの会話も大事にしながら、自分も成長していけるような場所にしたい。まずは食べることをきっかけに、一緒に音楽やアートもゆっくり楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時30分~17時(金曜=18時~22時)。火曜・水曜定休。

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