画家の寺門由紀さんの個展「第8回寺門由紀アート展~ユキネコと仲間たち『ぬくもりの記憶と夢の途中』~」が7月18日、京成百貨店(水戸市泉町1)6階のアートギャラリー1で始まった。
「風神雷神」モチーフのユキネコと「赤富士」を1枚の絵に収めた「風神さま雷神さま」
寺門さんは茨城県常陸大宮市出身。2007(平成19)年に水戸市芸術祭美術展(市展)市長賞、2012(平成24)年に茨城県芸術祭美術展(県展)第7科デザイン優賞などを受賞するほか、全国百貨店での個展やグループ展などを行っている。地元である常陸大宮では、ショッピングセンターピサーロウッドコートの壁画制作も手掛ける。
同展は、2011(平成23)年に始まり今年で8回目。寺門さんの作品は、主にアクリル絵の具を用いて、オリジナルキャラクターのユキネコと仲間たちを中心に描いている。新作は、指定天然記念物の三浦杉とユキネコを描いた「あの頃の集合場所」や「風神雷神」モチーフのユキネコと「赤富士」を1枚の絵に収めた「風神さま雷神さま」をはじめ、約30点を展示販売する。
寺門さんは「今展示では、吉田八幡神社を特別に取材させていただき、茨城県指定天然記念物に指定されている三浦杉を描いた。令和元年に京成百貨店で8回目の個展を開催させていただけることに感謝している」と話し、「作品には、懐かしいぬくもりを感じる子どもの頃の記憶とこれからの未来へ向けた希望を込めた。お子さんから大人の方までそれぞれの目線で楽しんでいただけると思う。一筆一筆に感謝の気持ちを込めて描いているので、足を運んでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は12時~16時(最終日は17時まで)。入場無料。今月24日まで。