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水戸で「演劇フェスティバル」 市内在住の劇作家作品も

チラシを手に参加を呼び掛ける「君の手に星の果実を」出演者ら

チラシを手に参加を呼び掛ける「君の手に星の果実を」出演者ら

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 水戸市市制施行130周年記念・第51回水戸市芸術祭「演劇フェスティバル」が8月16日、水戸市芸術館ACM劇場(水戸市五軒町)で始まった。

公演間近の稽古にも熱が入る

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 同イベントは、市内及び近隣で活動する劇団が、2週間にわたって登場する演劇の祭典。6日間で5団体が舞台に立つ。

 16日には茨城大学演劇研究会が劇作家・鴻上尚史さん脚本の「僕たちの好きだった革命」、17日と18日には演劇フェスティバル実行委員会プロデュース公演として、水戸市でカフェ&フリースペース「タイニィトリップ」を構える能村圭太さんが脚本・演出を務めた「君の手に星の果実を」、23日には舞踊劇団「創(生まれる)」が「和、≒ほんきで役沈下」、24日には演劇ユニットこれっきりが「ドラァグクイーン殺人事件―夜のカマドより愛をこめて―」、25日には劇団「OH-NENS」が「社長吸血記」を披露する。

 17日・18日の2日間に登場する演劇フェスティバル実行委員会には、水戸を拠点に活動する6劇団を中心に、大学生から50代半ばまで幅広い年代の25人が参加。作品の脚本・演出を手がける能村さんは「今年3月に地方演劇の発展と周知のために『タイニィトリップ』という店をオープンした。勢いそのままに公演の陣頭指揮を執ることで、話題になり活性化につながればと思い立候補した」と話す。

 能村さんが手掛けた「君の手に星の果実を」は、果物の名前が付いたキャラクターたちが宇宙を縦横無尽に駆け巡る、壮大なスペースオペラ。能村さんは「25人のキャラクターに加え、宇宙戦争という敵味方入り乱れる展開を描くにあたり、キャラクター個々に色とりどりの果物にして分かりやすくした。イバラキング(メロン)やイバラキッス(イチゴ)といった茨城県産の果物がキーアイテムとして登場する。120分を通して水戸の俳優の魅力、地方演劇の可能性を存分に感じてほしい」と話す。

 入場料は一般=1,000円~1,500円、全席自由。未就学児入場不可。開演時間は水戸芸術館のウェブサイトで確認できる。

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