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水戸の三の丸でプログラミング体験イベント「CoderDojo」 地元高校生が立ち上げ

「CoderDojo(コーダードージョー)三の丸」を立ち上げた山野一樹さん

「CoderDojo(コーダードージョー)三の丸」を立ち上げた山野一樹さん

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 プログラミング体験イベント「CoderDojo(コーダードージョー)三の丸」が9月29日、三の丸市民センター(水戸市三の丸)で開かれる。

ひたちなかでの体験イベントの様子

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 主催は、CoderDojo三の丸。市内の高校に通う水戸市在住の高校2年生・山野一樹(いつき)さんが代表として立ち上げ、今回初開催。

 山野さんは、幼稚園生の頃にパソコンを自在に操るアニメキャラクターに憧れたことをきっかけに、小学生からコンピューターに関わる本を読み始め、独学でさまざまなウェブサイトを立ち上げた。中学に入り、プログラミングのほか、動画編集にも幅を広げ、現在はクラウドファンディングのウェブサイトやベンチャー企業のサイト制作、動画編集などを行っている。

 「CoderDojo」は、子どものためのプログラミング道場。2011年にアイルランドで始まり、全国186カ所以上、世界100カ国・1800カ所で開催されている。山野さんは、中学3年の春休みからメンターとして「CoderDojoひたちなか」(ひたちなか市)で指導に当たってきたという。山野さんは「元々独立しようとは思っていたが、2年たったこともあり今回水戸での立ち上げを決めた」と話す。

 「CoderDojo三の丸」は、同じ学校に通う学生や近隣の学校に通う学生に呼び掛け、10人でスタートする。

 当日は、小中学生を対象に山野さんらが制作したテキストを元に、プログラミングソフト「Scratch(スクラッチ)」を使い、それぞれがやりたいことに挑戦。共有しながら学びを深めていく。

 山野さんは「自分から何かやりたいという積極的な子がいたらうれしい。知りたいこと、面白いと思ったことをどんどんやっていくのが、コーダードージョー。一方的に教えるのではない、個人が好きな課題に挑戦し、共有していくのが魅力」と話す。「中学生の頃の先生にスティーブ・ジョブズについて教えられて、コミュニケーションの大切さを感じた。みんなを巻き込んで面白いことをやっていこうというと決めた」とも。

 同イベントは、今月以降も水戸市内で月1回ペースで実施する予定。個別の対応は応相談。

 開催時間は13時30分~。参加無料。申し込みはメールで受け付ける。26日まで。

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