自動車の販売・修理を手掛ける「小野瀬自動車」(ひたちなか市大字高野)の一級整備士・三次将憲さんが11月9日、東京で開催される「第22回 全日本自動車整備技能競技大会」に同社から初めて出場する。
自動車整備のサービス向上などを目的に1977(昭和52)年から続く同大会。全国各地の自動車整備振興会から県代表として選出された自動車整備士2人1組、計53チームが出場する。会場では実写競技、基礎競技、アドバイザー競技の3種目で日頃の整備技術を競う。主催は日本自動車整備振興会連合会。
三次さんは茨城県出身。自動車専門学校で資格取得後、国内自動車メーカーのグループ会社で整備士としての経験を積んだ後、同社に転職。自動車の整備や検査などを行っている。
同大会への出場は今回が初めて。三次さんは「県の整備振興会からの声掛けがあり、自分のスキルアップになるチャンスが来たと思った。機会があれば出てみたいと思っていたので社長からの話を受けた時は『やります』と即答した」と話す。
当日は、指定時間内に行う競技3種目を通じ、客への問診対応、修理、説明などの技術も審査されるという。
現在、茨城県整備振興会で練習に励んでいるという三次さんは「いきなり全国大会で実感が沸かないが、協力してくれる周りの期待に応え良い成績を残したい」と意気込む。
小野瀬征也社長は「社員の挑戦をきっかけに会社全体としての視座もあがれば」と期待を寄せる。