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水戸で小学生読書マラソン表彰式 県内外の750人参加、3000枚の感想集まる

表彰式には28人が参加

表彰式には28人が参加

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 読書の感想カードを募集した「第5回 小学生読書マラソン」の表彰式が10月26日、市立西部図書館(水戸市堀町)で開かれた。主催は、同実行委員会。

水戸市長賞を受賞し朗読した児童

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 同イベントは、「人生を変えるようなすてきな1冊に出会う」をテーマに2015(平成27)年から行い、今年で5回目。小学生が対象で、読んだ本の感想を書いた感想カードを「ブックエース」「川又書店」全店で受け付けた。今年は7月6日から9月1日までの期間に募集し、茨城県・埼玉県・千葉県・福島県の小学生752人がエントリー。3000枚以上の感想カードが集まった。

 表彰式には、県内外から児童28人が参加。水戸市長賞、水戸市教育長賞、実行委員長賞、夢がふくらんだで賞、かがやく未来賞、わくわくドキドキ賞を小学1年~6年の39人が受賞した。高橋靖水戸市長は「私は本の匂いが好きで本を捨てられないでいる。自宅に何十年も前の本があることで、何が流行していたかなど振り返る面白さもある」と自身のエピソードも交えて話し、「本からいろいろなことを得てほしい。人生が明るくなるようなきっかけもあるはず。良い本を見つけたら、周りの人に本を紹介したり、情報を共有したりしてみては。夢や未来に向かって心身共にたくましく育ってほしい」とエールを送った。

 「ブックエース」社長の奥野康作さんは「年々感想のレベルも上がっている。人生を変えるような素敵な1冊に出会えた人がいたらうれしい」と話す。

 当日は、水戸市長賞を受賞した3作品の朗読のほか、シンガー・ソングライター、宇宙まおさんのミニライブも行われ、「読書マラソン」のオフィシャルテーマソング「つよくなる」を含めた全3曲を披露した。

 水戸市長賞を受賞した、いわき市の小学1年生・菅野蒼佑(そうすけ)くんは「読書感想を書いたのは初めて。(受賞を知って)びっくりした。これからもたくさん本を読みたい」と、はにかんだ。両親によると、蒼佑くんは小さい頃から読書好き。生き物図鑑を中心に絵本などにも親しんでいるという。今回の応募は、普段本を買うために通っている「ブックエース」の店員から勧められたのがきっかけ。「受賞した『かさぶたくん』の感想を書く時、ちょうど息子の膝にかさぶたがあり、親子で学ぶこともあった。受賞をきっかけにより本が好きになったように感じる。これからもさまざまな本を読んでほしい」とほほ笑む。

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