「Local Mobility Service JAPAN」が10月7日、初回となる「ローカルモビリティサービス」の実証実験をひたちなか市内で行った。
同団体は、ひたちなか市に本社を置く「小野瀬自動車」の小野瀬征也(ゆきや)さんが中心となり、「マネジメントシステム」「北養会」(以上、ひたちなか市)、「損保ジャパン日本興亜」(東京都新宿区)、「博報堂」(東京都港区)が連携。
「高齢者の交通事故」「移動困難者の移動支援」などの課題解決を目指し、地域でのドライバー育成や住民主体型の「ドアtoドア」のラストワンマイル送迎を行う地域支援システムの開発を目指す。
当日は、同市で開催される茨城国体の観戦ツアーをベースに利用希望者とボランティアのドライバーでマッチングシステムの実証実験を行った。
実証実験を終え、小野瀬さんは「利用者の方々の生き生きと楽しそうな表情が見られた。『楽しみで昨日の夜眠れなかった』『次回はいつあるの?』といった期待をいただけている声が聞けて、間違いなく地域に必要なサービスだと実感した。ボランティアドライバーさんからも、『地域の役に立っている実感があるので、また機会があれば仲間を誘って参加したい』とうれしい声を頂いた」と手応えを話した。
今後について「期待する利用者さんは多くボランティアドライバーさんの確保が急務。近隣市町村の市長、村長と各エリアの移動支援サービスの課題の共有をしている。次回は地域単位での実証実験を行う予定」とも。