明利酒類(水戸市元吉田町、TEL 029-247-6111)が11月13日、梅果汁入り炭酸飲料「イバウメ」の販売を始める。
江戸末期の安政時代に水戸市で創業した同社。現在、清酒、焼酎、リキュール類、発酵調味料などの製造販売を行っている。
同社酒類販売部の加藤木敦さんは「茨城に茨城ならではという『ご当地サワー』が無いことに注目した。各自治体が地酒による乾杯条例を施行している中、いきなり日本酒では重いと言う声もあり、乾杯や飲み始めの酒としての『茨城でしか飲めないサワー』をコンセプトに商品開発をした。県外の人は茨城=梅というイメージが強いことから、梅を使用した『イバらきのウメ』=『イバウメ』が生まれた。発売日は11月13日の『茨城県民の日』に決めた」と話す。
同商品のラベルには、文字色に「いばらきブルー」という配色を使ったロゴ、県の花「バラ」、県の木「梅」、県の鳥「ヒバリ」県の魚「ヒラメ」を入れ、茨城を全面で表現。気兼ねなく飲めるようにモダンではなくレトロ感を出すデザインにしたという。
加藤木さんは「『イバウメ』は茨城県産の梅を使い、濃厚な梅果汁の酸味と蜂蜜の甘さを絶妙なバランスに仕上げた。『イバウメ』に合わせる焼酎も茨城県産の甲類焼酎にすれば茨城の『ご当地サワー』となる。すっきりとした味は料理を引き立て、2杯、3杯と飽きないで飲める。梅は、県内の人には小さい頃からなじみのある味として、県外から訪れた人には茨城の味として、茨城の地のものを使った料理と一緒に楽しんでいただきたい」と笑顔を見せる。
価格は200ミリリットル=298円。県内の土産物店、道の駅、居酒屋などで販売する。順次、販売地域や取扱店を拡大していく予定。