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城里のコーヒー店が台風被害から2カ月 青空店舗で営業再開へ

左から「MERCY's COFFEE(マーシーズコーヒー)」店主の大貫さんとスタッフ

左から「MERCY's COFFEE(マーシーズコーヒー)」店主の大貫さんとスタッフ

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 「道の駅かつら」近くにある「MERCY's COFFEE(マーシーズコーヒー)」(城里町御前山)が11月30日から、曜日限定で野外営業を再開している。

にぎわいを見せるAOZORA MERCY’s(アオゾラマーシーズ)

 店内で焙煎(ばいせん)したひきたて・入れたてが自慢のスペシャルティーコーヒー「MERCY’Sオリジナルブレンド」を中心に、地元食材を使ったメニューを展開していた同店。

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 10月13日、台風19号の影響で堤防が決壊した那珂川沿いにある店舗は浸水。店主の大貫将史さんは「13日の昼過ぎには店の手前にある『道の駅かつら』の駐車場にも入れなかった。水は腰の高さまであった」と話す。建物は基礎からずれ、調理器具や焙煎機の故障、ガラスが割れるなどの被害が出たという。被災以降、臨時休業していたが、テラス席だったスペースを活用し、11月30日から期間限定の「AOZORA MERCY’s(アオゾラマーシーズ)」として野外営業を再開した。

 大貫さんは「常連さんや知人からの心配する声、支援や再開を心待ちにする方から応援の声があった。リスクを承知の上、那珂川の雄大な流れ、山々に囲まれた『ここにしかない空間』にほれ込み店を構えた」と振り返る。「安全上、店舗は使うことができないが、私はこの雄大な自然環境を使うことができる。『マーシーズコーヒー』の営業に必ずしも建物が必要ではない。再開を楽しみにしてくださる方に少しでも恩返しをしたい、『もう1回やってみよう』と決めた」とも。

 メニューは、「ハンドドリップコーヒー(深いり・オリジナルブレンド)」(400円)、「カフェモカ」(450円)、「レモネード」(350円)といったドリンクメニューをはじめ、ホットサンドやマフィンなどの軽食も用意する。

 都内から来たという女性客は「被災以降、やっと店に来ることができた。コーヒー、景色、雰囲気、スタッフやオーナー含めたこの空間が好き。何もできない歯がゆい思いもあったが、この場所に足を運ぶことで応援できれば」とほほ笑む。水戸市在住の男性は「当日もこの店の横を通ったので心配していた。再開当日にも足を運んだが、オーナーの元気そうな姿にホッとした。店に行ける時に行くという形でこれからも応援したい」と話す。

 大貫さんは「来年には茨城大学近くで2店舗目のオープンも予定していたので、そちらのオープンが先になるが、この店舗の再開は来年の10月~11月ごろを予定している。ここには、この景色を見ながらコーヒーを飲むというプライスレスがある。自然とともに生きながら、『ここでしかできない』を軸に、面白いこと、さまざまなことに挑戦していきたい」と意欲を見せる。

 アオゾラマーシーの営業は、土曜・日曜・月曜の雨天・荒天以外の11時~14時。来年2月ごろまで開く予定だという。営業については、ウェブサイト・フェイスブック・インスタグラムなどで確認できる。