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阿字ヶ浦でエコフェス ビーチクリーンやゴミコンテストも

「eco fes.Ajigaura」イメージビジュアル(写真提供=ツカシン)

「eco fes.Ajigaura」イメージビジュアル(写真提供=ツカシン)

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 ひたちなか市在住の若手有志団体「イバフォルニア・プロジェクト」が1月19日、阿字ヶ浦海岸(ひたちなか市)でイベント「eco fes.Ajigaura(エコフェスあじがうら)」を開く。

オリジナルデザインのリストバンド

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 同団体は、旅館「阿字ヶ浦クラブ」支配人の黒澤広忠さん、民宿「満州屋」若旦那の小池伸秋さん、旅館と海の家を経営する「山形屋~yamagataya~」の横須賀太平さん、小野瀬自動車の小野瀬竜馬さんが中心となり、「カリフォルニアのような自由で開放的な空間」をコンセプトに活動している。

 同イベントは、身近な自然である阿字ヶ浦の海の現状と環境問題について理解を深め、環境意識向上を図るとともに、海と関わりの少ない人たちにも海とふれあい、親しみを持ってもらうことで、美しい海を未来につないで行くことが目的。2018(平成30)年12月、有志でビーチクリーンを初開催。以降、不定期で開催していたが、イベントとしての開催は今回が初めてとなる。

 小池さんは、団体立ち上げ後に、青島(宮崎県)を視察。「現地で『何から始めたらよいか』と相談したところ『ビーチクリーン』というアドバイスをもらった」と話す。イベントについて「地域を巻き込もうという着想は、県主催の『if design project』のアイデアソンで生まれ、ここから発展しエコフェスの構想につながった」と振り返る。

 当日は10時から、同海岸全域でビーチクリーン活動を行う。参加費は500円で、オリジナルゴミ袋・リストバンドと引き換えとなる。配布されたリストバンド提示で、ミニマーケット各店で特典が受けられる。13時からは「海・環境」をテーマに茨城県環境アドバイザー・三浦光通さんの「海洋環境の現状と海洋プラスチック問題について」、rain cort studio代表・あおいえるさんの「SDGsと地方創生」、NPO 法人大洗海の大学・光又新二さんの「令和時代の海ってなんだろう?」のセミナーを行う。セミナー後は、パネルディスカッションも予定する。

 会場内で、ビーチクリーンで集めた海岸ゴミの重量や「面白い」積み上げ方を競うコンテスト「ゴミコン」を開き、「ゴミをたくさん集めた参加者」を表彰する。ハンドメイド品などの物品販売や飲食提供などを行う「イバフォルニア・ミニマーケット」、楽しみながら「まちづくり」を学ぶこどもによるフリーマーケット「こどものまち・あじがうら」も同時開催する。

 小池さんは「100年後も豊かな海を残すことがミッション。ビーチクリーンを楽しめるよう、かわいいロゴ入りのゴミ袋などのグッズも作成した。音楽ライブなどもあるにぎやかな空間を楽しみながらビーチクリーンができるのが魅力。参加者は参加料を払ってゴミ拾いをするが、あんこう汁やコーヒーが無料で味わえる」と話す。

 「オリジナルゴミ袋の配布やゴミ拾いコンテスト(ゴミコン)の実施など、楽しいゴミ拾いを演出する。エコフェスは『100年後の海のためにできること』と言うサブタイトルのとおり、子どもたちがメインターゲット。同時開催の『こどものまち』はドイツ・ミュンヘン発祥の子どもだけで運営する『まち』を一からつくり、体感するプログラム。僕らもプロジェクトを通じてまちづくりを行っているので、子どもたちがどんなまちを作ってくれるのか楽しみ。阿字ヶ浦の海岸をみんなできれいにして居心地のよい海をつくっていければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。集合場所は阿字ヶ浦海岸さわやかトイレ下。

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