タカラトミーのボードゲーム「人生ゲーム」の世界感を商店街に再現した体験型イベント「大洗まちあそび人生ゲーム」が2月15日、大洗町の曲がり松商店街で開かれる。主催は曲がり松商店街活性化委員会。
同商店街の大里明さんが山形県新庄市在住の経営者と出会い、「まちあそび人生ゲーム」を知ったのをきっかけに、大洗でもできないかと商店街メンバーで構想を練り、開催にこぎ着けた。タカラトミー、曲がり松応援団、アンプ、茨城県立大洗高校、出雲まちあそび研究所が協力する。
イベントでは、参加チームがルーレットを回してすごろくの「マス」に見立てた商店を巡り、ゲーム用通貨の最終所持金額を競う。大里さんによると、2013(平成25)年7月に島根県平田市(現出雲市)が地域活性を目的に開催したのが始まりという。茨城県での開催は今回が初めて。
商店街にある干物店や酒造店など31店が「マス」として参加する。参加チームは、100種類の職業カードから「職業」を決め、初任給に見立てたゲーム専用の通貨と給料袋を受け取り、出目(でめ)が1~3のルーレットを回して出た数に従って店を巡る。各店ではミニゲームを用意し、結果に応じてゲーム通貨をやり取りした後、ルーレットを回し次の店に進む。所要時間は約1時間30分。
順位はゴール時の所持金額によって決定し、上位入賞チームには各店が準備した賞品を進呈する。
大里さんは「普段立ち寄らないような店を訪れることで、新たな出会いや地域の人を知るきっかけにもなる。地域の子どもたちに参加してほしい」と話す。「昔ながらの商店街を味わえるのが魅力。地元内外の多くの人に楽しんでいただけたら」と参加を呼び掛ける。
1チームは2人以上(小学生以下は要保護者同伴)で、当日10時から「茨城県信用組合大洗支店」駐車場特設テントで整理券を配布する。
開催時間は12時~、13時~、14時~の3回。定員は各回先着200チーム。参加無料。