ひたちなかのかき氷専門店「旬果 syunka」で現在、バレンタイン限定かき氷を販売している。
同店は、「いつか一緒に何かしたい」という思いの中、方向性を模索していた長岡幸司さんと美絵さん夫婦が天然氷のかき氷を食べたことで開業に興味を持ったのがきっかけ。イベントへの出店や移動販売車でかき氷を販売し、「いつかはお店を持ちたい」と考えていたという。夏季のイメージの強い「かき氷」店を通年で経営することへの不安や迷いもあったが、同所の物件の話を受け、「やりたいと思うなら、まずやってみよう」と決めた。
2018(平成30)年8月、美絵さんが一足早く退職し、同店をオープン。「蔵元八義」(山梨県北杜市高根町)の天然氷と茨城県産の果物や野菜を使った朝仕込みのフレッシュな自家製シロップと練乳にこだわる。メニューやシロップ作りは主に美絵さんが担当。自家製シロップは、当日朝の仕込みが基本で、モモやキウイなどはオーダーを受けてから潰してシロップにする。練乳は牛乳と甜菜(てんさい)グラニュー糖を煮詰める。幸司さんは「フレッシュで甘すぎないシロップが魅力。仕入れる時期などでも酸味も違うので、妻がその度に味の調整を行っている」と話す。
通年の一番人気は「苺練乳のミルクエスプーマ」。夏季は「桃氷」、秋季は「和栗ミルク」、冬季は温かい状態の自家製あずきと白玉を添えた「Hotいちご大福氷」やひたちなか市の安納芋を使ったもったりとした口当たりの「安納芋のミルク氷」が人気だという。そのほか、「アボカドのクリームチーズミルク」「かぼちゃのクリームチーズ」など野菜を使ったメニューも展開。旬の野菜や果物をメインにしたかき氷を常時、7~8種類を用意する。
2月14日までの期間中、バレンタイン限定第1弾として「苺のティラミス バレンタインver.」、2月15日~24日までは第2弾として「ショコラオランジェ氷」(以上1,350円)を販売。そのほか、昨年3月から始めたという「フルーツサンド」は、週末と祝日限定で用意する。
美絵さんは「若い人から年配の方まで、通年で楽しみながら食べていただければ。添加物もないので、安心して食べられるかき氷になっている。ぜひ足を運んでいただけたら」とほほ笑む。
営業時間は、冬季=12時~16時、夏季=11時~17時。