茨城県在住のイラストレーター・夏福さんが2月16日、コミックエッセー「サイクリングごはん」を刊行する。
石川県出身の夏福さんは15年ほど前に茨城に移住。普段はフリーランスのイラストレーターとして書籍のカットイラストや漫画、間違いさがしなどの作画を手掛けている。
夏福さんによると、漫画をきっかけにロードバイクに興味を持ったものの、購入までのハードルが高くためらっていたが、仕事の息抜きに外出したある日、近所の自転車店で念願のロードバイクを購入。自転車旅の日記をツイッター上でつづるようになったという。
「自転車の魅力は達成感。私は免許がなく、自分で行動できる範囲が限られていた。ロードバイクを購入してから、車や電車でしか行けないと思っていた場所に自分の力で行ける感動があった」と振り返る夏福さん。「自転車での旅だと、景色が鮮やかで気持ちがいい。初めて自力で阿字ヶ浦海岸に行けた時には思わず『海だー!』と叫んでしまうほど感動した」とも。「仕事柄もあり引きこもりがちだった生活が一変。外が大好きになった」と笑顔を見せる。
同書のテーマは「グルメ×自転車」。「自転車に乗る人が行ってみたい、自転車に乗ったことのない人も(自転車に)乗ってみたいと思うきっかけとなる一冊」がコンセプトという。
自転車での走行距離を、「50キロ」「80~100キロ」「100キロ」「180キロ」と、自身が踏んだステップごとに分類。大洗町、大子町、行方市、昨年ナショナルサイクルルートに指定された「つくば霞ヶ浦りんりんロード」周辺、近隣県や北海道など遠方への自転車旅の行程や、大洗の海鮮丼、那須の焼きたてパン、期間限定のイチゴジェラート、道の駅の絶品ラーメンなどご当地グルメも紹介する。
夏福さんは「子どものころからコミックエッセーやイラストエッセーが好きで、コミックエッセー出版は夢だった。出版の話を受けた時は驚いたし、うれしかった。サンプルが上がってきて、実際に本を手にした時にはうれしさで思わず手が震えた」と話す。
「自転車からの景色は鮮やかだと聞いていたが、実際に自転車に乗ってみると言葉以上に実感できる。ご当地グルメも紹介しているので、手にとってもらえたら」とも。
価格は1,100円(税別)。全144ページ。