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水戸で「水戸ュラン2019」発表 まちなか活性化へ

受賞した「ビストロエンドウ」、「カフェ・RIN」、「カフェアルコイリス」の3人

受賞した「ビストロエンドウ」、「カフェ・RIN」、「カフェアルコイリス」の3人

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 一般消費者による投票で水戸の「ランチがおいしいお店」を決める「水戸ュラン(みとゅらん)2019・あなたが選ぶ水戸まちなかグルメ店大賞」の結果発表と表彰式が2月25日、行われた。主催は水戸商工会議所。

授賞式の様子

 「水戸ュラン」は、個性を持ち、魅力ある店として消費者から支持される店を顕彰、公表し、店側の意識やサービス向上につなげると同時に、水戸の中心市街地の活性化を図る目的で2017(平成29)年に始まった。第1回は、「水戸駅周辺から大工町周辺エリアの飲食店」で気に入った3店舗に投票し、大賞を決めていたが、2018(平成30)年からはテーマを設定。「飲食部門」と「菓子・パン部門」でそれぞれ2店舗を選んで投票し、決定する形となっている。2019年9月14日~11月25日の期間中に2679人・9228票の投票があった。

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 当日は、一般消費者が水戸中心街対象エリア内の気に入った店に投票し、得票数に応じて決定した大賞・準大賞を発表。2019年のテーマは「まちなかにあるランチのおいしいお店」。1人4店舗までの投票で順位を決めた。大賞は「ビストロエンドウ」(水戸市南町)、準大賞は「カフェ・RIN」と「カフェアルコイリス」(以上、泉町)。

 大賞の「ビストロエンドウ」を運営する「ステノグループ」社長の本田真人さんは「突然、大賞受賞の知らせを受けて、本当に驚いた。創業は大正7年、遠藤食堂から今年で102年。長く愛されてきた結果としてうれしい。8割が女性客で、一番人気のスンドゥブは780円など、手頃な価格のランチメニューにサラダバイキングなどが付き、野菜がたっぷり食べられることが支持されたのだと思う。毎日契約農家から取り寄せる朝採れ野菜、ランチ時間が限られている人に早くておいしいメニューをこれからも提供していきたい」と受賞の喜びを語った。

 準大賞の「カフェ・RIN」の福田雪津子(せつこ)さんは「店は昭和27年に建てられた民家を改築したもので、懐かしい雰囲気の中でゆっくりできると言われる。久しぶりに来た人に、ここは全然変わらないと喜ばれる。ランチは女性に好まれるアボカドを使った料理が多く、一番人気は『マグロとアボカドのロコモコ』。ほとんどのお客が、ライスペーパーサラダ付きなどのセットメニューを頼むことから、野菜を多く採れることが選ばれた理由なのでは。今年は20周年の記念すべき年だったので選ばれてうれしい」と話す。

 「カフェアルコイリス」・シェフの大津利春さんは、高校時代にアルバイトをしていたステーキ店のハンバーグの味が忘れられず料理人の道を志したという。ブライダルでの料理長を経て「ハンバーグで勝負したい」と店を構えた。「一番人気の常陸牛のハンバーグなど、決して安くはないが、クオリティーを高めて良いものを出す。これが舌の肥えたお客の支持があって受賞につながったのだと思う。デザートまで全部手作りにこだわって、時間がかかっても待ってでも食べたいと言ってもらうだけの自信がある。これからもその姿勢を変えずにいきたい」と意気込む。

 水戸商工会議所・産業振興課の天下井博光(あまがいひろみつ)さんは「『水戸ュラン』は今回、総得票数が過去最高の9228票となり、多くの人に認知され、関心も高いと実感した。選ばれた店は来店客が増えていると聞いている。『水戸ュラン』は、『地元の人が選んだ』というところが非常に大事なポイント。ランチをどこで食べたらいいのか分からない『昼難民』といわれる人に、質が高く信頼性も高い情報として提供できるということ。今後は第1回からの選ばれた店をまとめて、ガイドブックを作り、水戸のまちの魅力を伝えて、活性化につながるようにしたい」と期待を込める。