那珂市教育委員会が3月11日、ホームページ上に市内の小中学校からのお知らせや教師からのメッセージのリンクをまとめた「臨時休校でお休みしている児童生徒の皆さんへ」の公開を始めた。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止による臨時休校となった児童に向けて、各学校や先生からのメッセージを伝えようと市教育委員会が呼び掛けて始まったもの。現在、市内の小学校9校、中学校5校のホームページに、それぞれ「学校だより」や教師からの写真付きのメッセージなど、さまざまな形で掲載されている。
那珂市立第四中学校のホームページでは、教師一人一人のメッセージが寄せられ「この期間を利用して、普段できないようなことをやってみるのはどうでしょうか?悲観的にならずに前向きに!!」といったエールや、「『果報は寝て待て』9年生!受検お疲れ様でした。最後まで精一杯努力しましたね。臨時休校になって、生活のリズムや気持ちを整えるのも大変だったことでしょう。これからも、卒業に向けて体調の管理をしっかり行い、今やるべきことをよく考えながら過ごしましょう」と受験を終えた児童へのねぎらいの言葉が並んでいる。
そのほか「今考えてほしいこと」として「病気で苦しんでいる人たちが世界中にはいて、そんな人たちの苦しみを理解できる心を持っていてほしいと願います。世の中にはそんな思いを忘れてしまう人たちが数多く、そんなニュースを見ると心から残念に感じてしまいます。今は手を合わせて日本中が頑張るときです。人の心の痛みや苦しみをどうか忘れずに生活していく四中生の姿を心から願います。命があればいくらでもやり直しはききます。体調には気をつけてくださいね」(以上、原文ママ)といった呼び掛けも掲載されている。
市教育委員会の担当者は「先生方からパワーをもらって、元気に過ごしてほしい」とコメントする。各校のホームページは順次更新する。