水戸商工会議所(水戸市桜川、TEL 029-224-3315)が3月30日、新型コロナウイルスの影響を受け、市内飲食店のテークアウト情報をまとめたウェブページ「テイクアウトミト」での情報公開と紙面発行を始めた。
3月30日現在、サイトと紙面で、和食、洋食、軽食・スイーツ、中華、弁当のカテゴリーに分け70店を掲載。情報は順次更新する。
同会議所では、情報公開に合わせ、SNSツールを使った飲食店応援企画「#テイクアウトミト」を始めた。活用するSNSツールはフェイスブック、インスタグラム、ツイッターの3つ。気に入ったテークアウトサービス、おいしい弁当の写真と共に「#テイクアウトミト」を付けて各種SNSへの投稿を呼び掛ける。
同会議所では2月20日、新型コロナウイルス対策相談窓口を設置。水戸商工会議所産業振興課の古山哲央さんは「管内事業者の皆さまから相談を受けているが、その中でも飲食店は軒並み売り上げ減少しており、厳しいという声が寄せられている。一方でこれを機にテークアウトを始めたという店の情報もいくつか耳にしていたので、こうした動きをバックアップできないかと考え、支援する取り組みを始めた」と話す。
「市内の飲食店では客が来ないという声もあり、廃業の危機にある店も少なからずあると思われる。これをきっかけに、少しでも多くの市民の皆さまが市内飲食店を利用されることを期待したい」とも。
「学校も長期休みとなり、お子さんの食事を用意するのが大変という保護者の方にもぜひ利用していただき、少しでも家事の負担が少なくなれば」と古山さん。「この取り組みは小さな取り組みだが、水戸の飲食店が頑張れるよう一人でも多くの方に活用いただけたら」と呼び掛ける。
サイトでの情報公開は4月15日までを予定する(状況に応じて延長の可能性もあり)。