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笠間の自転車店がバーチャルサイクリング企画 新たな交流の形探る

スマートトレーナーに装着した自転車に乗る大嶋さん

スマートトレーナーに装着した自転車に乗る大嶋さん

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 笠間の自転車店「セーフティショップおおしま」(笠間市笠間、TEL 0296-72-0475)が4月から、バーチャルサイクリングプラットホーム「Zwift(ズイフト)」と自転車用スマートトレーナーを使ったサイクリストとの交流を始めている。

バーチャルサイクリングの様子

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 店主の大嶋繁利さんは、元全日本モトクロスメカニック。自身もサイクリストとしてイベント企画運営やレースへの参加などを行っている。店の常連客との交流の場としてサイクリングイベント「日曜サイクリング」などを開催していたが、新型コロナウイルスの影響で開催を自粛。「みんなで楽しめる企画」として、同店で導入しているバーチャルサイクリングプラットホーム「Zwift(ズイフト)」と自転車用スマートトレーナーを使ったイベントを発案した。

 スマートトレーナーは、パソコンやスマートフォンと接続することで、室内でも自転車のトレーニングやサイクリングができる機器。スマートトレーナーにロードバイクなどの後輪を装着し、バーチャルサイクリングプラットホーム、通信環境などを使い、オンラインでレースやサイクリングに参加できる。

 同店では4月12日、常連客に呼び掛けテストイベントを開催。「会えないからこそ、つながりたい。お客さんを楽しませたいと思った」と大嶋さん。「魅力は、天候に関わらずトレーニングができる点。オンライン会議システムなどの映像・音声ツールなども活用すれば、顔を見ながら話したり、レースやサイクリングをしたりすることができる。一緒に走ることができないような世界チャンピオンと走ることもできる楽しみ方もある」と話す。

 大嶋さんは「本来、外で楽しむ自転車だが、転倒してけがなどをしたら、ひっ迫する医療関係者に迷惑を掛けてしまうので、この機に新たな形としてチャレンジしている。初めての試みなので、当面は常連客向けに企画をするが、段階的に個人として初心者向けの企画なども検討していきたい」と笑顔を見せる。

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