茨城県内のJAや生協などによる協同組合の連携組織「協同組合ネットいばらき」が5月20日、県内の一人暮らし学生を対象に「食の支援」を行うと発表した。
「食の支援」では、新型コロナウイルスの影響で、アルバイト収入などが減った学生に対し、コメやレトルト食品、缶詰、菓子などの食料品の無償提供を行う。
親元を離れて一人暮らしをする茨城県内の大学・短大・専門学校に在籍する学生と、アルバイトなどでの収入が減ったまたはアルバイト先がなくなってしまった学生が対象。約600食を用意する。
提供するのは、白米2~3キロ程度とレトルト食品、缶詰、菓子などの食料品。応募は、茨城大学生は、大学学生支援センターのメールで受け付け。県内在住大学生は、「ひとり暮らし学生緊急支援お申し込み」専用フォームで受け付ける。
食料品は、宅配便で自宅へ発送する。届け日は、5月30日、6月27 日、8月1日の全3回。茨城大学の学生寮と国際交流センターには同団体が直接届ける。
茨城県生活協同組合連合会の古山均さんは「新入学や進級され、新たなスタートに期待と胸を膨らませていた皆さんは、自宅待機などとても不安な日々を過ごされていると思う。ささやかではあるが、白米や食料品などの『食の支援』を行うこととした」と話す。古山さんは「皆さんは一人で生きているのではない。新型コロナウイルスに負けることなく、この困難を一緒に乗り越え、共に新しい日本、茨城県を作っていけたら」と呼び掛ける。
受付期間は5月25日まで。申し込み多数の場合は、アルバイト先がなくなってしまった人を優先する。