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水戸市在住男性が育児応援プロジェクト 布マスク通じ妊婦に祝福と応援を

一寸帽子お守りマスク

一寸帽子お守りマスク

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 水戸市在住で「プラス・チャーミング」社長の中川ケイジさんが運営する育児応援プロジェクト「一寸帽子(いっすんぼうし)」で現在、オリジナル布マスク「一寸帽子お守りマスク」の販売と、妊婦と子どもを対象にした布マスクプレゼント企画を行っている。

一寸帽子お守りマスク

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 同プロジェクトでは、5月25日からオリジナルマスクの販売を開始。布マスクの売り上げの一部を、SNSなどで応募した妊婦や子どもへのプレゼントに充てる。中川さんは「コロナウイルスの影響で、世界中でマスク不足が広まる中、妊婦さんはより不安な生活を強いられていると思った。本来、一番に守られるべき妊婦さんに対して、少しでも何かできることはないか。ものづくりを長年やってきた人間として、『良質な布マスク』をお守りとしてプレゼントするアイデアを思いついた」と振り返る。

 「一寸帽子お守りマスク」は、 1枚2,200円。サイズは、L・M・S(キッズ)・XS(幼児)の4サイズ。M、Lサイズには、先着でインナーマスク(10センチ・7センチ)を同梱(どうこん)する。素材には、「アバンティ」のオーガニックコットンを使う。ロゴに使ったプロジェクトのキャラクター「一寸帽子(いっすんぼうし)」は、古事記にも登場する国造りと医薬の神様「少彦名命(すくなひこなのみこと)」がモチーフ。ロゴの裏には名前が書けるなど、保育園や小学校でも使いやすい配慮もある。

 マスクの制作は、国内の縫製工場の職人が担当。中川さんは「震災で大変な思いをした地域の職人さんがマスクを1枚1枚丁寧に作ってくれている。商品代金に応援金を少しだけ上乗せさせてもらうことで、購入代金の一部を応援金として、妊婦さんへのプレゼント費用に充て、『購入』が誰かへの『応援』へとつながっていく仕組みとなっている」と話す。

 中川さんの「note」ページ内では、掲載許可したマスク購入者の名前を掲載したページも設ける。中川さんは「妊婦さんや育児に悩んだり、少しへこんでしまったりしたパパやママには、たまにこのページを見てほしい。たとえ会ったことはなくても、直接的な知り合いでなくても『応援してくれる人がこんなにもいるんだ』と感じてほしい」と話す。

「もし今身近に応援者や理解者がいなかったとしても、ここにはいつでも応援してくれる人たちがこんなにもいるんだと知ってほしい。それが少しでも妊婦さんや育児当事者の気持ちを軽くすることができると信じている」とも。

 「徐々にマスク不足も解消されてきているが、国産の良質な布マスクは継続して使われていくはず。将来的には妊婦さんはマスクを購入しなくてもいい世界になればうれしい。このマスクに乗せた、会ったこともないたくさんの人たちからの祝福や応援は、妊婦さんをほんの少し元気にしてくれるのでは。たくさんの人を巻き込んで必ずいいプロジェクトに育てたい」と意気込む。

 マスクは「一寸帽子オンラインショップ」で販売する。マスクプレゼントの応募は同プロジェクトのツイッターとインスタグラムで受け付ける。

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