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水戸・吉久保酒造で梅酒の漬け込み作業

梅酒の漬け込み作業

梅酒の漬け込み作業

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 水戸の吉久保酒造(水戸市本町)で6月13日、茨城県産の梅を使った梅酒の漬け込み作業が行われた。

初夏の手仕事、今年も

 吉久保酒造は1790(寛政2)年創業。毎年、梅が収穫される6月中旬に梅酒の仕込みを行っている。

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 13日から始まった作業では、仕入れた数トンの梅を水に浸してアク抜いた後、社員が一つ一つ手作業でヘタを取り、同社の日本酒「一品」に和三盆糖や氷砂糖と共にタンクに漬け込んだ。半年間をかけてじっくりと漬け込み、寝かせることで「和三盆の上品な甘さとすっきりした甘さ」が特徴の梅酒に仕上がるという。にごりのない梅酒造りのため、キズの付いた梅の実はタンクに入れず、梅干しに加工する。「徹底した品質管理と同時に、食品ロスを出さないよう工夫を凝らしている」とも。

 同社の梅酒「水戸梅酒一品」は、2017(平成29)年8月、「全国梅酒品評会」で最も優れた銘柄に贈られる最高金賞を受賞している。価格は、720ミリリットル=1,400円、1.8リットル=2,800円(以上税別)。茨城県内を中心とした酒販売店や「吉久保酒造」オンラインショップで販売する。

 12代目社長の吉久保博之さんは「今年は新型コロナの影響で、水戸の梅まつりなどのイベントも中止となった。梅酒の販売だけでなく、日本酒全体の売り上げも落ち込んでいる状況だが、うちが梅の実を購入せず、経済を回すための一つを止めてしまうことで、負の連鎖を生んではいけないと覚悟を決めた。あとは販売のやり方次第」と意気込む。

 吉久保さんは「『水戸梅酒一品』は、多数の女性に試飲してもらってできた商品。半年後を楽しみにしてほしい。目に見えないないものとの戦いで大変なことも多いが、おいしいものでリラックスになれば」とほほ笑む。

 今年仕込んだ梅酒は来年2~3月ごろからの販売を予定する。