水戸市内でお茶の移動販売を行っている「出張お茶サービス社」が10月、四国で出張販売を行う。9月28日に水戸を出発し、10月2日から徳島県徳島市の東林院で開催される「お月見コンサート」を皮切りに、四国、中国地方を移動しながら約1カ月にわたり各地でお茶の提供を行う。
同社は軽ワゴン車内にお茶道具一式を積み込み、店舗などの駐車場を借りてお茶専門の青空喫茶を展開。代表の渡辺秀明さんのお茶の知識を生かし、客の注文に応じて茶葉をブレンド。OLや主婦などを中心に人気を集めている。
通常休日はイベント会場でお茶のサービスを行っており、今回は徳島市の東林院から「ぜひ、徳島でお茶をいれてほしい」との求めに応じて四国まで出張することになった。予定では10月6日まで徳島市内で営業を行い、9日~18日は東広島市の「酒まつり」に参加。その後、再び四国4県を巡って11月3日に水戸へ戻る。
渡辺さんは「年に1回はお茶道楽と称して地方を巡っているが、今回はイレギュラーな遠い出張になった」と話し、今後旅するお茶屋として全国展開を図る。