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笠間焼協同組合が作品販売サイト開設 日常遣いの器中心に8000点

器を手にする森永さん

器を手にする森永さん

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 笠間焼協同組合が現在、笠間焼の作品販売サイト「かさまうつわ商店」を期間限定で開設している。

かさまうつわ商店

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 新型コロナウイルスの影響で笠間焼の祭典「笠間の陶炎祭(ひまつり)」が10月に開催延期したことを受け、出店予定だった陶芸作家や組合員を救済しようと笠間焼協同組合が企画した。

 同サイトでは約110人の陶芸家が、日常遣いの器を中心に約8000点を販売。碗(わん)、カップ、新などカテゴリやフリーワード検索にも対応するほか、「コーヒーを味わう」「うつわの動物園」「土の味わい」などの特集ページも用意する。

 同組合青年部前部長の森永篤史さんは「作家を助けたいという思いで開設した。笠間市と栃木県益子町が共同申請した『かさましこ 兄弟産地が紡ぐ”焼き物語”』が日本遺産に認定されるほか、海外販路開拓プロジェクトがJAPANブランド事業に選ばれるなど、コロナによる逆風の中でもPRする良い機会」と話す。

 森永さんによると、初日から注文が続き、「楽しみにしていた」「この作家の作品は出ないのか」といった問い合わせもあるという。作品は随時追加し、新しい作家の参加にも順次対応するという。

 森永さんは「販売数を上げて、ファンだけでなくこれまで笠間焼に触れたことのない人にもアピールしていければ」と意気込む。

 サイト開設は8月30日まで。

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