水戸市国際交流センター(水戸市備前町)で現在、パネル展「国際交流団体活動紹介展」が開かれている。
国際交流を目的に活動する団体の活動状況などを写真や掲示物で紹介する同展。これまでは月替わりで展示していたが、今年は新型コロナウイルスの影響で毎月展示を自粛していた。
出展団体は、ラボ国際交流センター、茨城県世界青少年コミュニケーションクラブ(WYCCI)、スリランカとアジアの友の会、ラブニール、NPO「日本バングラデシュ文化交流会」など8団体。
日本でのイベント出店や交流活動、スリランカ料理教室、国際理解教育活動、スリランカの子どもや内戦でケガをした人の支援、国内災害での炊き出しなどを行っているNPO「スリランカとアジアの友の会」代表理事のジャヤンパット・ラジャパクシャさんは「スリランカに興味のある人はもちろん、展示を通じて多くの人に国際交流にも興味を持ってもらえたら」と話す。
「今はコロナの影響もあり、イベント出店などは難しいが、イベントも出て終わりではなく、支援が必要なところに届ける所まで行うことに意味がある。活動を通して、物を大切にする心を伝えたい」とも。
県内の廃校となった小学校から楽器を譲り受け、洗浄やメンテナンスを行い、スリランカへ届ける活動を進めているというジャヤンパットさん。「輸送に掛かる費用も大きい。ボランティアには行けないが、何か力になりたいという方は気軽に問い合わせていただけたら」と呼び掛ける。
開催時間は9時~21時。月曜休館。10月4日まで。