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ひたちなか海浜鉄道、国土交通省から延伸許可取得 2024年開業目指す

那珂湊駅のホームに立つ吉田千秋社長

那珂湊駅のホームに立つ吉田千秋社長

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 ひたちなか海浜鉄道が1月15日、国土交通省に申請していた湊線の阿字ヶ浦~新駅2(仮称)間の第一種鉄道事業許可を取得した。

 ひたちなか海浜鉄道湊線はJR常磐線の勝田駅と沿岸部の阿字ヶ浦駅を結ぶ同路線。同事業は、ひたちなか市や学識経験者らと共に計画を立て、昨年8月11日に申請を出していた。

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 同事業では、終着駅の阿字ヶ浦駅から3.1キロ延伸し、国営ひたち海浜公園南口付近の途中駅と公園西口前の終点駅に2つの新駅を設置する。

 事業費は約78億円。延伸により、年間200万人以上が訪れる「国営ひたち海浜公園」へのアクセスの向上が期待できるほか、終端駅に交通ターミナル機能を整備することによる交流人口の拡大や地域活性化を図る。

 許可を受け、同社吉田千秋社長は「事業性を認めていただけたということが、この事業の第一歩」と話す一方で「認めていただけてホッとしているが、大変なのはここから」と次を見据える。

 今後、工事の着手に必要な調査や用地確保に向けた交渉を進め、2022年から本格工事を始め、2024年春の開業を目指す。

 「今回、投資することで地域経済の活性化にもつながると許可いただけた。(地域住民には)当面、地域の足はなくならないと安心していただきたい。全国でも前例のない地方鉄道の延伸実現に向け、皆さま方のご支援、ご協力をいただければ」と吉田社長。

 同社では現在、JAFと連携した同社の「車庫見学会」をはじめ、昨年8月から、新たな地域鉄道活性化の取り組みとして那珂湊駅のウオーキングステーション化を始めている。

 吉田社長は「日本は車社会だが、(鉄道会社も)車、自転車、ウオーキングなど、うまく掛け合わせることでさまざまな層に幅広く認識していただける。鉄道の新価値創出が求められる今、守りの姿勢から攻めの姿勢で展開することで新しい価値を創出したい」と話す。

 今年3月には平磯~磯崎間で、新駅「美乃浜学園駅」が開業を予定する。