新型コロナウイルスの影響を受ける学生を支援しようと「学生食料支援プロジェクト」が1月30日、茨城大学正門近くにある「みかど商会(水戸市袴塚)」前で学生を対象に食料品や日用品の配布を行う。
同プロジェクトは昨年秋に発足。新型コロナの影響で、学生たちのアルバイトがなくなるほか、帰省できない、仕送りがなくなるなどの理由から、学費や食費などに困っているという報道や声を耳にした代表の岩清水昌子さんが中心となり立ち上げた。
岩清水さんは「閉店や休業が相次ぐ今、アルバイトの学生から(シフトがなくなるなど)収入がなくなってしまう。他の地域で学生支援の取り組みがある中で、水戸でもやらなくてはと立ち上げた」と振り返る。
昨年12月18日、第1回の支援プロジェクトを行った。当日は約200人の学生が来場し、100セット用意したコメや卵、パン、カップ麺やレトルト食品などの詰め合わせは開始30分でなくなったという。「中には、『食べるものがなくて、助かった』と話す学生もいた」と岩清水さん。
現在、同プロジェクトでは1月30日の支援に向け、食料品の寄付やボランティアスタッフを募集している。募集するのは、コメ、野菜、缶詰、レトルトなどの各種食料品のほか、マスク、洗剤、トイレットペーパー、ティッシュなど。募金はレトルト食品などの購入費に充てる。
野菜など生鮮食品は29日まで、そのほかの食品や日用品は27日まで民青県委員会で受け付ける。
岩清水さんは「困っている学生を助けたいという思いで活動している。一人でも多くの学生や支援していただけるという方にこの情報が広がってくれたら」と期待を寄せる。
開催時間は13時~14時。会場は茨城大学正門近くにある「みかど商会」前。問い合わせはメールと電話(岩清水さん 090-9800-2812)で受け付ける。