水戸のマルトSC笠原店(水戸市)で2月5日、チョコレートの祭典「第9回MITO世界チョコレートフェスティバル」が始まった。
同フェスは、総務省の家計調査品目別調査(2005~07年)で、水戸市の世帯当たりのチョコレート購入額が全国1位となったことにちなんで2013年にスタート。
ベルギー・フランス・ドイツをはじめとした11カ国約70種類のチョコレートのほか、製菓用のキューブチョコレート、茨城県と福島県の洋菓子店と共同で開発した限定商品などもそろえる。
参加店は「パン工房ぐるぐる」(ひたちなか市)、「大髙かおる堂」(日立市)、「スイーツハウス 三匹の子ぶた」(北茨城市)、「パティスリーアンジェリーク」「パティスリーペールノエル」(以上、福島県いわき市)。同イベント限定の詰め合わせや数量限定のシュトレンなどを用意する。
同イベントは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、いったん中止が決まったが、協賛企業であるマルトの協力を得て再び開催することが決定した。マルト商事商品開発室取締役の横田晋一さんは「『チョコレートの季節を楽しみたい』『バレンタインで世界のチョコレートを贈りたい』など、実行委員会に寄せられるお客さまの声を受け開催を決めた」と話す。
同実行委員会の石井丈英(ともひで)さんは「規模は縮小したが、世界のチョコレートを見て、楽しんでいただけるものになっている。ブランドものではないが、ここでしか買えない商品もあるので、楽しんでいただけたら」とほほ笑む。
会場では、新型コロナウイルス感染対策として、警備員を配置するほか、入場人数の制限、一方通行、ソーシャルディスタンス、マスク着用、飛沫防止対策、消毒設備などを講じる。
バレンタインに合わせ足を運んだという小学6年の女子児童は「チョコレートがたくさんあって目移りしてしまう。複数の店舗の商品が1カ所で見られて良かった」と話す。
開催時間は10時~18時。2月7日まで。