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プロバスケ・茨城ロボッツ、悲願のB1昇格 創設以来初の快挙

茨城ロボッツ

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 水戸市とつくば市をホームに活動するバスケットボール男子・茨城ロボッツが5月16日、仙台戦に勝利し、来シーズンのB1リーグ昇格を決めた。同チームのB1昇格はリーグ創設以来、初の快挙となる。

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 仙台戦には2178人が来場。前日の勝利もあり、勝てばB1昇格が決まる一戦は一進一退の攻防が続き、前半終了時点で3点のビハインド。後半、逆転に成功。第4Q、残り1分で同点に追いつかれながらも、マーク・トラソリーニ選手のバスケットカウントで再び3点をリードした。

 リード後は仙台オフェンスを守りきり、81対78で勝利。B1昇格が決まった。MVPはマーク・トラソリーニ選手が受賞。茨城ロボッツは5月22日からのB2プレーオフファイナル(対群馬クレインサンダーズ)に駒を進めた。

 キャプテンの平尾充庸選手は、「キャプテンとして背負っていたものもあるし、一つの達成ができたということで、張り詰めていたものが報われたという思い。最後の方のことは覚えていないくらい、込み上げてくるものがあった。ファイナルに向けて最後の最後までこのチームで練習、試合ができる喜びをかみしめている」と振り返り、「こけら落としなど、さかのぼって考えても本当にたくさんの方々がホームコートをつくってきてくれた。そのおかげで、ホームでのプレーオフを平常心で戦うことができた」と感謝をにじませ、「群馬戦に向けてまだ成長のチャンスは残っている。B2優勝して、またB1でも闘えるチームに成長していくことを意識していきたい」と意気込む。

 茨城ロボッツのBリーグ2020-21 B2リーグ戦 (レギュラーシーズン)の成績は、41勝16敗(勝率.719)、B2東地区2位。B2優勝を目指して来週行われる「B2プレーオフファイナル2020-21は、5/22~24。太田市運動公園市民体育館で開催される。

 山谷拓志社長は「茨城ロボッツを支えてくれた全ての皆さまに感謝の気持でいっぱい」と話し、「2014年11月にロボッツの経営再建を背負い自分が社長に就任したとき、責任感半分、不安半分で先は全く見えず、唯一の希望は『チームを無くさずに残しておけば、きっと将来何かいいことがあるかもしれない』だった。B1昇格という一つ目の目標を成し遂げ、本当にこのチームを残しておいてよかったと心から思っている。ここまで来たからには、あとはB2優勝を成し遂げるのみ。皆さまと共にB2ファイナルに挑み、もう一つの目標の達成を」と呼び掛ける。

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