茨城を拠点に活動するメンズアイドルグループ「I-con.(アイコン)」が現在、11月13日のデビューに向け活動を始めている。
発起人は、音楽や芸能関係の事業に携わる茨城出身・在住の女性2人。コロナ禍で、劇場やライブハウスなどが休業などの制限を受ける中、「アイドルの笑顔や頑張る姿は人を元気にする」と意気投合したという。
グループ名「I-con.(アイコン)」は、「IBARAKI(イバラキ)」と「I(自分)」を「Convertible(コンバーチブル)(変える)」の略で、自然やグルメなど多方面で茨城県の魅力を発信し、「茨城を変えていく、自分たちを変えていく」との意味を込める。
同グループは歌やダンスなどアイドル活動のほか、茨城県内の観光地でのライブやイベント、話題のスポットの体験・体感などをユーチューブ、ティックトックなどのSNSを活用し、茨城の魅力を伝える活動を展開する予定。
プロデューサーは「茨城県ではメンズアイドルが少ないというところからの着想だった。メンバーには、ダンスや歌の初心者もいる。コロナ禍の状況の中、彼らができないところからありのままの姿を配信していく。若い子だけでなく、40歳のメンバーもいる。でき上がっている姿でなく、挑戦する姿も公開することで少しでも元気になってもらえたら」と話す。
同グループのメンバーは、青色担当でタレントのししゃもさん、黄色担当で県内の企業で営業として勤務するYU-MAさん、緑色担当でメンバー最年長の40歳、お笑いコンビ「すいたんすいこう」でクロちゃんとしても活動するPOPOさん、紫色担当でギターが得意というHARUTOさん、ピンク色担当で台湾出身のMAHOさん。
グループは、今年11月13日の茨城県民の日に正式デビューを目指し、週1~2回のレッスンを重ねるほか、ユーチューブで成長の過程を記録した動画の配信などを行う。
ししゃもさんは「アイドルとして頑張る姿を見せて、茨城を盛り上げたい」と話し、YU-MAさんは「茨城のすごさをアピールできたら。営業職なので、皆さまの問題解決になるような発信もしたい」、POPOさんは「40歳でも頑張れるんだ、いつだって初めていいんだということを伝えたい」、HARUTOさんは「茨城の良さやすてきなところをもっと知ってもらえるように頑張りたい」、MAHOさんは「僕らの活動を通して、茨城の人たちに元気になってもらえたら」と意欲を見せる。
同グループのプロデューサーは「最初は見ていてハラハラすることもあると思うが、あたたかく見守っていただけたら。彼らを通して、何かを諦めていた人が『やってみようかな』となってくれたらうれしい。グループ名にも込めたが、これまでの当たり前を変えていくことができたら」と笑顔を見せる。
現在、公式ウェブサイトでは6人目のメンバーを募集している。募集するのは、赤色担当でダンスが得意な人。6月30日まで受け付ける。