茨城県は5月21日、サイクリストの受け入れ環境が整った宿泊施設を認定する「サイクリストにやさしい宿」の県北・県央エリアでの募集を始めた。
「サイクリストにやさしい宿」の募集エリアを拡大し、全県でのサイクリング振興を目指す。
昨年度は、つくば霞ケ浦りんりんロード沿線の25施設を認定した。今年度は県北と県央の2ルート沿線でも募集する。
募集するのは、奥久慈里山ヒルクライムルート沿線市町村(水戸市、常陸太田市、常陸大宮市、那珂市、城里町、大子町)、大洗・ひたち海浜シーサイドルート沿線市町村(水戸市、日立市、ひたちなか市、小美玉市、茨城町、大洗町、東海村)の県北・県央の2ルート沿線施設。
つくば霞ヶ浦りんりんロード沿線市町村(土浦市、石岡市、つくば市、鹿嶋市、潮来市、稲敷市、かすみがうら市、桜川市、神栖市、行方市、鉾田市、小美玉市、美浦村、阿見町)の宿泊施設もも継続して受け付ける。
認定条件は、安全な自転車の保管場所があるか、チェックイン前・チェックイン後のフロント等で手荷物の預かりが可能か、洗濯が可能か(近隣のコインランドリーの案内でも可)、自転車宅配の受取・配送(配送業者の案内でも可)が可能か、スポーツバイク対応の空気入れ・工具の貸出があるかの5つ。
認定施設は、「茨城県サイクリストにやさしい宿」認定証の発行が受けられるほか、県のポータルサイト「サイクリングいばらき」などへの掲載や自転車専門誌に紹介記事を掲載する予定。
茨城県県民生活環境部スポーツ推進課担当者は「りんりんロードで得たノウハウを全県に波及させていきたい」と話し「サイクリストがまた来たくなるような『サイクリング王国いばらき』を一緒に目指していきたい」と参加を呼び掛ける。
1次募集は6月30日まで。茨城県のサイト上の申請書を記入の上、茨城県県民生活環境部スポーツ推進課宛ての郵便とメールで受け付ける。