茨城放送の深夜番組として若者たちの心をとらえた元アナウンサー・ないとうきみこさんの「夜のプロムナード」ライブが11月13日、センチュリープラザNAKA(那珂市菅谷)で開かれた。番組のファンら約150人がないとうさんの語りとムードミュージックの心地よさに酔いしれた。
ライブは1960年代から約20年にわたって放送された「夜のプロムナード」をそのまま再現。CMも当時のものを使い、フランス小話を交えた独特のトークが、来場者を青春時代にタイムスリップさせた。続いて行われたバイオリニストの城戸範子さんとのセッションでは朗読劇「浅茅が原の一つの家」を上演。一転して狂女の物語を迫真の語りで演じ、ないとうさんの多才さに会場から大きな拍手が沸き起こった。
ライブ後に詰めかけたファンらと懇談したないとうさんは「当時高校生で色っぽい小話を投稿してくれた方が、もう立派な大人になって茨城放送の現社屋を設計してくれました」と、ファンとの長い交流も披露。初めてないとうさんの姿を見たリスナーなど多くのファンに囲まれ、和やかな夜を過ごした。
当日の様子は11月27日20時から、茨城放送で流される。