シンガー・ソングライターの橋本理沙さんが現在、野菜メーカー「村上農園」(広島県広島市)とのコラボで、同社ユーチューブや店頭ムービーに出演している。
橋本さんはひたちなか市出身。現在、同市と神奈川県での2拠点生活を送っている。高校時代にシンガー・ソングライターとしての活動を開始。活動では、イベント出演をはじめ、オンラインライブの開催などを行っている。
橋本さんは、昨年12月に自身3曲目となるオリジナル楽曲「豆苗」をリリース。楽曲は、コロナ禍となり外出を控える友人たちがSNSに投稿した豆苗を育てる様子と豆苗の成長過程から着想を得た。歌詞には、「成長しないなんてない。何にもない日なんてない。何気ない日常を大切にしよう」という思いを込めたという。
今年1月、橋本さんのマネジャーが「豆苗」を全国展開する野菜メーカー「村上農園」に音源を送ったところ、すぐに連絡があった。村上農園は。豆苗、かいわれ大根、ブロッコリースプラウトなどのスプラウト野菜を生産・販売する企業。レストラン向けマイクロハーブの生産・販売や新野菜の企画・開発・販売なども手掛ける。
同社では、若手社員によるYouTubeチャンネル「村上農園ユーチューバー部」を運営。コラボ企画として、同チャンネルが配信する動画に出演することが決まった。橋本さんは「率直にうれしかったし、大きな企業が個人とこうしてコラボをしてくれるなんてと感動した」と振り返る。
動画の収録では、橋本さんと同社社員がウクレレを弾き、橋本さんが自作曲「豆苗」と「村上農園 豆苗CMソング」を歌った。収録した動画2本は4月に公開した。
橋本さんは「動画は知人友人などからの反応もよかった」と笑顔を見せる。「スーパーで流してほしい」という声を受け、サイネージによるスーパーでの公開も決まった。
橋本さんは「仕事で幼児教育に携わっている。子どもでも大人でも成長は目に見えにくいこともあるが、みんな成長しない日はない。毎日忙しくても、小さな幸せを見つけられたら」と話す。
スーパー内サイネージでの公開は今月から始まっている。