大洗町で7月17日、ホラーアクティビティー「ヒトガタの村 大洗」が始まった。主催は大洗観光おもてなし推進協議会。
「SSMR」は「Space Sound Mixed Reality」の略称で、NECの独自技術である空間認識技術を使ったエンターテインメント空間を生みだす最新技術。GPS上に音声や映像データを置き、方向を指定することで、ユーザーが指定された方向から音声を感じることができる。
ホラーアクティビティー「ヒトガタの村 大洗」は、新型コロナウイルス感染症の影響による観光需要の変化に対応した新たな地域観光モデルを目指し、今年3月にリリースした「町巡りツアー 海の宝を探して」に続く第2弾。うみまちテラス観光コンシェルジュの平間一輝さんは「大洗は海の印象が強い。サンビーチやほかの観光スポットを訪れる方にも大洗の街中の良さを楽しんでほしい」と話す。
体験者には大洗駅隣の観光情報センター「うみまちテラス」で専用端末やイヤホンを貸し出すほか、専用マップを渡す。「うみまちテラス」を出発し、約2.5キロの道のりをたどり、「うみまちテラス」まで戻るルートをとる。所要時間は1時間30分。ルート上には大洗のお薦めスポットやホラー・スポットを設置する。
同コンテンツでは、「呪われたから村の脱出」を目指し、大洗町を実際に歩きながらヒトガタと呼ばれるアイテムを探し出す、オリジナルストーリーを展開する。道中にある指定のスポットを訪れると、ホラー・ストーリーテラーの稲川淳二さんの話す物語や動画が流れ、次第にストーリーの全貌が明らかとなる。マップ上のルートから外れるとアナウンス音声が流れるサポートもある。今後は夜の時間の開催も企画しているという。「同コンテンツ専用のドリンクも用意し、ドリンクとコンテンツを同時に楽しめるようにする」と平間さん。
平間さんは「今回の企画ではホラーを主軸にビジュアルやデザイン、スポット選定など雰囲気を楽しんでもらうため、統一感を出している。ホラーとテクノロジーが織りなす、新しい刺激的な体験を大洗で楽しんでもらえたら」と話す。
利用時間は9時~17時30分(最終受付16時)。所要時間は約1時間30分。料金は1人1,000円。同時に最大5人まで利用できる。対象年齢は小学生以上。受付は専用フォームで受け付ける。予約優先。