茨城町公式ファンクラブ「いば3ふるさとサポーターズクラブ」と茨城町のハーブ生産者「涸沼ハーブの里(茨城町下石崎)」が11月1日、共同開発したオリジナルブレンドハーブティー「MACHINO HERBTEA(マチノハーブティー)」の販売を始めた。
オリジナルブレンドハーブティー「MACHINO HERBTEA(マチノハーブティー)」
「いば3ふるさとサポーターズクラブ(以下、いば3)」が昨年から取り組む「まちの新しいお土産作りプロジェクト」として開発を進めてきた同商品。同プロジェクトは、いば3メンバーの会話の中で「茨城町のお土産らしいお土産がない」という話題が出たことから始まった。コロナ禍で人が集まることができない中でオンライン配信も活用し、アイデア出しからネーミング、ヒアリングなどを行った。昨年末に、いば3メンバーの平沢美晴さんが「涸沼ハーブの里」を知り、事務所を訪問。「涸沼ハーブの里」社長の児玉正輝さんの手掛けるハーブへの思いや販売するブレンドハーブティーに引かれたという。後日、コンタクトを取り、共同開発を進めることが決まった。
児玉さんは約20種のシングルハーブを提供。いば3メンバーがそれぞれ試飲し、組み合わせを考えた。企画・デザインなどを手掛ける石川聖太さんは「味を決める時、茨城町の良さを考えた。『ちょうどいい自然』として、水・緑・土をコンセプトに据えた」と振り返る。
「MACHINO HERBTEA(マチノハーブティー)」(1,500円・税込)は湖畔の景色と豊富な水源をイメージした「Waters」、広がる田園・里山の緑「Greens」、畑の恵みと土の香りをイメージした「Soils」の3種(缶内に各2グラム×3袋)。
「Waters」は町の豊富な水をたたえる涸沼(ひぬま)をイメージし、レモングラス・パセリ・ペパーミントのすがすがしい香りが特徴。「Greens」は町内に広がる田園風景や里山の木々をイメージし、アップルミント・シソ・ラベンダーの爽やかな香り、「Soils」は町の豊かさを育む恵みの土をイメージした。茨城町は、かつて埴輪の生産地でもあったことから、セージ・バジル・マジョラムをブレンドし、懐かしい香りを通して大地の歴史をイメージできるようにした。「スープのように食事と合わせて飲むのもお薦め」とも。
石川さんは「味は試作を含めていば3に入会している県内外のメンバーからも意見をもらいながらブラッシュアップしてきた。茨城町を知らない人もまちを知るきっかけになれば」と話す。
商品は町内外のスイーツやパン販売店、カフェ、レストラン、土産店で販売する。