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茨城大学でコロナ禍の学生に食料品・日用品提供 支援物資も募る

前回の支援物資配布の様子

前回の支援物資配布の様子

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 新型コロナウイルスの影響を受けている学生を支援する「学生食料支援プロジェクト」が1月30日、茨城大学内生協食堂1階で学生を対象に食料や生理用品などの日用品を500人限定で提供する。

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 同プロジェクトは、新型コロナの影響で学生たちが学費や食費などに困っているという報道や声を耳にした岩清水昌子さんを代表に昨年、有志が立ち上げた。コメ、野菜、缶詰、レトルトなどの各種食料品のほか、マスク、洗剤、トイレットペーパー、ティッシュなどの日用品を3回にわたり配布してきた。

 4回目の配布となる今回は、企画段階から茨城大学広報室・茨城大学生協と学生・教職員ボランティアが参画し、共同で準備を進めてきたという。

 現在、代表を務める鈴木祐志さんは「2回目の配布までは大学構外で開催してきたが、広報室に大学のニュースとして取り上げてもらったことで、支援してもらっていた学生から支援する側に回りたいという声が上がった」と振り返る。当事者として学生がプロジェクトに参加することで、「学生のリアルな声を反映できるようになった」とも。「当初は私たち市民だけだったが、大学側の参画でプロジェクトとして循環するようになった実感がある」と話す。

 鈴木さんは「コロナ禍といわれて1年以上が経過したが、学生のアルバイト収入は下がったまま。今でも生活が厳しい学生が一定数いる。これからも支援していきたい」と話す。

 配布時間は10時~11時30分。現在、配布する支援物資を募っている。支援物資の受け付け時間は、1月28日=14時~16時、1月29日=10時~16時。茨城大学生協食堂(TEL 029-225-3384)1階で受け付ける。

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