JR東日本水戸支社が2月20日、「水郡線サイクルトレイン最前線2022」のライドイベント2コースを行った。
1コースは、水戸駅南口さくら東公園から出発し、明利酒類の酒蔵見学、吉田神社での交通安全の祈願、「納豆おもしろ展示館」の見学、千波湖を経由する約13キロの初心者向けコース。1グループ4~5人にガイドライダー2人がつき、水戸の歴史や文化といった各地の案内などを行った。
もう1コースは、上級者向けのヒルクライムコース。ゲストに、「いばらきサイクリングナビゲーター」を務めるサイクリストの篠さんを迎え、水戸駅から団体臨時列車で、常陸太田駅まで移動。竜神大吊橋、袋田の滝、常陸大子駅までの約50キロ、獲得標高700メートルのルートを走行した。帰りの列車内では、事前に募集した車内放送を使った篠さんへの質問コーナーが行われ、「茨城県内の魅力は何か」「どんなグルメがお薦めか」「斜度何パーセントからが好きか」などに答えた。
JR東日本水戸支社は2月18日、実証実験を行っていた「水郡線サイクルトレイン」の通年運行を発表。上菅谷・常陸大宮・常陸大子・磐城石川・常陸太田の5駅で乗降する場合が対象で、自転車の転倒防止のために使う「固定バンド」を貸し出すほか、万一の時のために輪行袋も貸し出すという。