常磐大学と「アプリシエイト(水戸市)」が3月23日、産学連携の協力推進に関する協定を締結した。
連携講座による IT 人材の育成など、地域社会の発展に貢献することが目的。
アプリシエイトは、ソフトウエア開発などを手がけるIT会社。和田幸哉社長によると、協定は常磐大卒の社員の「地域を盛り上げたい」という思いがきっかけ。同社の「地域に貢献する」という理念もあり、同大学に連携を持ちかけた。
連携により4月から、総合政策学部経営学科の選択科目に2年生を対象とした「ICTマーケティング」(春学期)、「ビジネスICT演習」(秋学期)、3年生を対象としたウェブサイト制作やアクセス解析、改善施策などの実務も含む「ビジネス専門演習d」を設置。講師は、アプリシエイトの技術者が務める。
常磐大学の富田敬子学長は「約9割が地元企業に就職する本学の学生にとって、時流に即した学びが得られるまたとない機会」と期待を寄せる。
和田社長は「ここがスタート。 茨城を(学生にとっても)夢が持てる地域にしたい」と意気込む。