日本住宅塗装協会(JHPA、水戸市)が無償で行っていた茨城空港隣接の茨城空港公園(航空広場)で展示されている旧戦闘機「F-4ファントム」2機の塗装直しが4月15日、完了した。
展示されているのは、F4ファントム(F-4EJ 戦闘機・RF-4EJ 偵察機)2機。同市茨城空港利用促進協議会(荒川一秀会長)が2011(平成23)年に基地から借り受け、市が管理する同公園に置かれている。
同所には、多くの戦闘機ファンが訪れ、市の観光名所にもなっているほか、地元住民や戦闘機ファンからもきれいにしてほしいとの声があったという。
F4ファントムが、昨年3月17日で全機退役となり、戦闘機の歴史上としても貴重な機体であることなどから、協議会でF-4ファントムの維持について、調査検討などを重ねてきた。県内の塗装業者8社が加盟する日本住宅塗装協会が、無償でのペイントを申し出、今年2月14日から、無償奉仕で作業に当たっていた。
協会理事長の岩上征直さんは「工期中は、見学の人から温かいご声援を頂き作業を進めることができて、感謝の念に堪えない。リニューアル塗装された展示 2 機が茨城空港や周辺のにぎわい創出に大きく貢献し、コロナ禍を経た後の地域経済等への活性化につながるものと確信している」と話す。
一般公開は4月21日の午後からを予定する。