笠間のカフェ「庭カフェKULA」(笠間市笠間)で9月28日、食べ歩き用の栗スイーツ3商品の販売を始めた。
茨城県は、栽培面積・生産量ともに全国一位の栗の生産地。中でも、笠間市では600軒以上の農家がクリを栽培している。
同店ではこれまで、クリを使ったメニューは、店内飲食用の「笠間の栗のモンブランガレット」やプレートメニューのドルチェとして提供していたという。商店会メンバーや観光客らの「笠間稲荷神社門前通りで食べ歩きできる店が少ない」「ベンチがなく、座って休める場所がない」といった声を受け、食べ歩きできるメニューとしてスイーツを開発。商品を購入した客が飲食できるよう、通り沿いにベンチの設置も行った。
テイクアウトできる新商品は、スポンジの上に栗アイス、笠間産のクリのペースト、クリの甘露煮を乗せた「笠間の栗のモンブランアイス(700円)」、「和栗のモンブランケーキ(500円)」、「栗と紫芋のコロッケ(150円)」の3品。「モンブランアイス」と「カップモンブランケーキ」は食べやすさを考慮し、ともに深めのカップ入りとした。2品に乗せるクリのペーストは、注文を受けてからしぼりたてを提供する。販売初日には、複数人の中学生やハイキングで訪れ女性客らが門前通りに設置した同店のベンチに座りスイーツを楽しむ様子もあったという。
店主の富田將人さんは「価格の高いイメージのモンブランスイーツだが、若男女問わず気軽に楽しんでいただけたら」と話す。
営業時間は11時半~16時。売り切れ次第終了。