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大洗の不動産会社が別荘サブスク・サービス始める 二地域居住需要に応え企画

(左から)わづくるスタッフの葦原知(さとし)さん、葦原亜由美さん、社長の平間一輝さん

(左から)わづくるスタッフの葦原知(さとし)さん、葦原亜由美さん、社長の平間一輝さん

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 大洗町の不動産会社「わづくる」が10月12日、地元にあるコンテナ型別荘を使ったサブスクリプションサービス「OURoom(アワールーム)」の提供を始めた。

「OURoom(アワールーム)」のコンテナハウス内観(イメージ)

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 大洗観光おもてなし推進協議会メンバーの平間一輝さんが9月1日に設立した同社。平間さんによると、「アワールーム」は「いつもの居場所がふたつある暮らし」をコンセプトに、近年、若年層を中心に増加傾向にある二地域居住の需要に応え、誰もが別荘を持てるライフスタイルの確立を目指し立ち上げたという。

 同サービスは、敷金・礼金・補償金などの初期費用はなし。月額8,000円からの課金型サブスクリプション制。継続利用プランなども用意する。

 利用者は、契約した物件を、毎月決まった曜日に予約不要で滞在できる。平間さんは「手間なく、定期的にお気に入りの別荘に訪れることができるのが魅力。毎月の滞在日を決めることで、自分のペースが作れる、家族や友人との日程調整が容易にできる、地域の人との関係構築がしやすくなるなどのメリットもあるのでは」と話す。

 別荘には、同社が海上輸送用コンテナをパートナー企業と共に開発した新古品のコンテナハウスと、中古住宅をリノベーションした物件を使う。コンテナハウスは3ブロックに分かれており、滞在可能な完全プライベート空間2ブロックと、食事会や仕事などに使える共有空間1ブロックで構成する。コンテナハウスの最大利用人数は1棟当たり最大2人まで(子どもは最大利用人数適用外)。2棟契約で最大4人の利用に対応する。

 平間さんは「一人でも、家族やパートナー、友達と、それぞれのライフスタイルに合わせて利用いただける。居住スペースは、決して豪華ではないが、誰しもが子どものころ憧れた秘密基地のような場所にした。必要最低限とワクワクを詰め込んだ」と笑顔を見せる。

 同社では今後、茨城県、千葉県、神奈川県を中心に同サービスを展開していく予定という。「私たちは、普段の生活とは違う『もうひとつの居場所』で自分らしい理想の暮らしを実現できる社会の実現を目指している。一つめの拠点は、暮らしにも観光にも最適な大洗町。充実した二拠点生活をしていただけたら」と呼びかける。

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