NHK-FMの音楽番組「×（かける）クラシック」のMCなどで活躍するサクソフォン奏者・上野耕平さんが出演した「かさま音楽フェスタ～奏～」が12月11日、笠間公民館（笠間市石井）で開かれた。

ピアニスト・高橋優介さんと息の合った演奏を披露する上野耕平さん

　上野さんは東海村出身。当日、「実家から車で会場入りした」という上野さんは、ピアニストの高橋優介さんと共に登壇。ソプラノサクソフォンを使った「G線上のアリア」やアルトサクソフォンによるリード作曲「バラード」など全8曲を演奏した。

　高橋さんの作曲による「ロマンスとロンド」、作曲家の山中惇史さんが上野さんのために作曲した「ビゼーのカルメンファンタジー」などサクソフォンの魅力を伝える演奏を披露。聴衆が目を閉じて演奏に耳を傾ける様子などが見られた。

　全国各地で演奏会を開く上野さんは「地元に帰ってきて演奏できてうれしい。私の最初のステージは小学生の時に地元のサツマイモの祭りで『水戸黄門』を吹いたこと。そのころから演奏家の素質があったのかな」と話し、会場を沸かせた。