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笠間稲荷神社「神事流鏑馬」、3年ぶりに実施 来年の農作物の豊凶占う

疾走する馬上から的をめがけて矢を放つ射手

疾走する馬上から的をめがけて矢を放つ射手

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 笠間稲荷神社の「神事流鏑馬」が11月3日、笠間小学校前の特設馬場で行われた。コロナ禍の影響で3年ぶりの実施となった。

拝殿前でおはらいを受ける参加者ら

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 1950(昭和25)年に始まった神事流鏑馬は、日光東照宮、鶴岡八幡宮と共に関東三大流鏑馬と呼ばれる。鎌倉時代の武者装束に身を包んだ小笠原流一門の射手や氏子らが神社拝殿前で安全祈願を行った後、馬場までの約700メートルを勇壮に行進。沿道では開催されている「菊まつり」に訪れた観光客らを魅了した。

 馬場に到着した射手は、約260メートルの間に3カ所設けられた的を目指して駆け抜ける馬上から次々と矢を放った。午前と午後の2回行われた流鏑馬(やぶさめ)では、射手矢が的を射抜く度に見物客らから歓声が上がった。

 見学していた市内の夫婦は「初めて見たが、こんなに速く走る馬の上から矢を離すのは難しそうだった」と話していた。

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