食べる

ホテルレイクビュー水戸で高校生開発の「常陸大黒ミルフィーユ」提供へ

(左から)田澤龍雅さん、菊池航晟さん、木村航さん

(左から)田澤龍雅さん、菊池航晟さん、木村航さん

  • 0

  •  

 大子清流高校の生徒がレシピ開発した「常陸大黒ミルフィーユ」が3月18日、ホテルレイクビュー水戸(水戸市宮町)にある「南欧風レストラン『アルエット』」のイベントで提供される。

クリームを混ぜる様子

[広告]

 大子清流高校農林科学科3年の菊池航晟さんと木村航さんと田澤龍雅(りょうが)さんがレシピを考えた「常陸大黒ミルフィーユ」は、2022年12月14日に開催された「第8回茨城県農業関係高校『学校産・地元産食材を使ったスイーツコンテスト』」で、同ホテルが選出する特別賞を受賞した。

 「常陸大黒ミルフィーユ」は、砂糖で煮た常陸大黒の甘みとクリームチーズの酸味をアクセントにしたクリームを、パイで挟んだ洋菓子。同ホテルの海老原辰司総料理長は「常陸大黒を洋菓子に使うという着眼点がよかった。常陸大黒ミルフィーユは味のバランスも良く、商品価値としてホテルに適していると思った」と話す。

 同校教諭によると、常陸大黒は花豆の一種で、大粒で真っ黒な見た目と栗のような食感が特徴。涼しい気候で栽培しやすく、大子町の気候が栽培に適しているという。コンテストに出品した常陸大黒は大子清流高校の生徒が学校で栽培したもので、同校の授業では毎年常陸大黒を使ったレシピ開発を行っているという。

 1月20日は、同レシピを開発した生徒3人が海老原総料理長のアドバイスを基に改良を重ね、イベントで提供する常陸大黒ミルフィーユのレシピを完成させた。田澤さんは「自分たちで作っていた物と、お客さんに提供する物の違いが分かった気がした」と振り返る。

 木村さんはレシピの工夫点について、「パイ生地が膨らまないように工夫した。クリームチーズと生クリームの比率は試作を重ね、絶妙なバランスになった」と話す。菊池さんは「レシピは一年かけて考案した。大子清流高校で作っている常陸大黒豆は、食べて満足感があり、甘すぎない所も良いのでぜひ食べてみてほしい」と呼びかける。

 コース料理のデザートとして「常陸大黒ミルフィーユ」を提供するイベント「スペインワインを楽しむ会」の開催時間は18時~。参加費は8,000円。事前予約制。申し込みは問い合わせフォームと電話(TEL 029-224-2727)で受け付ける。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース