笠間市大池公園(笠間市赤坂)の夜桜ライトアップが3月25日、始まった。笠間市商工会青年部主催。
今年初の試みとして、同園にクレーン車でつった野外スクリーンを設置し、笠間高校メディア芸術科の生徒が制作した映像を上映するという一夜限りの特別演出を行った。
同イベント実行委員長の平賀照一さんは「初めはプロジェクションマッピングを考えていたが、笠間高校メディア芸術科ではいろいろな作品を制作していることを知り、ユーチューブなどで実際に作品を見てコラボしたいと考えた」と話す。
昨年秋に学校に話を持ちかけ、今回のイベントが実現。ライトアップされた桜の下で「夜・桜・散・歩」と題した生徒の作品を約1時間上映した。
上映作品は、3年生の作品で「第3回 全国の高校生の自主制作アニメーション・コンペティションHAC2022」受賞作品のほか、2年次制作作品やライトアップイベントのために制作した作品、1年生の「茨城の魅力を探究し発信する高校生コンテスト」の受賞作品など。
会場に訪れていた同校メディア芸術科写真専攻の生徒は「笠間のイベントでは初めて上映されるかも。作りがいがあるし、みんなに見てもらえるのがうれしい」と話す。
商工会青年部部長の海老澤利洋さんは「天気が心配だったが、何とか実現できて良かった」と振り返り、平賀さんも「桜が満開のタイミングでイベント日を迎え、実際にできあがったものを見て感動した。今の高校生はすごい」と笑顔を見せる。
点灯時間は18時~22時。4月16日まで。